FADING  GIGOLO (2013 米)


 

(邦題:ジゴロ イン ニューヨーク)







2014年日本公開時に宣伝を見て興味を持っていた作品です。

ウディ・アレンつながりで、「ブルー・ジャスミン」とどちらを借りようか

迷って迷った挙句、こちらを”ジャケ借り”しました。

ストーリーそのものに目新しさは感じませんでしたが

設定、演出、音楽、画質が小粋なので、見入ってしまいました。

何よりもキャスティングが豪華絢爛。

恥ずかしながら主演・監督である

ジョン・タトゥーロの映画を拝見するのは初めてでしたが

魅力的な渋さ、可愛さ、セクシーさでした。

大ベテランのウディ・アレンの安定感。

今なお美貌を見せつけるシャロン・ストーン。

そして、キュートに歳を重ねるヴァネッサ・パラディ。

ジョニー・デップの元パートナーとして有名な彼女ですが、

彼女が若いころ

レニー・クラヴィッツと組んで出したアルバムは

僭越ながら名盤だと思っていますし、

あの衝撃的な美貌は神がかってたなあ…。

そんな訳で、映画の本筋とは関係なく

色々な個人的感慨を抱きながら、楽しむことができました。

「FADING GIGOLO」 という題名ですが、

FADE はフェイドアウトのフェイドよね、

でもどういう意味だった…??

調べたところ、「衰え行く」、とか「萎れていく」

といった意味があり、なるほどなと思いました。

大人特有の儚さを感じるタイトルだなと。

邦題の「ジゴロ・イン・ニューヨーク」とは全く趣が違って感じました。

そもそもジゴロっていかがわしい部類に入るし

子供は見ちゃだめな映画ですけれど

まあ。かたいこと言わずに肩の力抜いて、適当に笑い流して観てくれよ。

と、ウディ・アレンが言っているかのように

ゆるーい、感じの

綺麗な画の大人向け映画でございました。









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