THE STING (1973 米)
(邦題:スティング)
TVで、本当にたまたま出会ったこの作品。
ペテン師たちが大掛かりな「信用詐欺」(sting)を企てる物語。
スティングといえばThe Police のVo.を連想していた私、
そういう意味だったんですね。
(関係ありませんがスティングの♪English Man in NY という曲、PVが好きです。)
シュールな映画や、解釈が難しい映画を見てああだこうだと考えるのも楽しいですが
こういった痛快な、起承転結がはっきりした、最後まで見てスカッとする作品って
すごく良いなあと改めて思えます。
何しろ、出てくるキャラクター全てが適材適所というか
キャスティングの絶妙さ、目配せや間合いのやりとりの秀逸さや
一秒たりとも画面から目が離せないわくわく感は半端ではありません。
詐欺師の数も膨大なので、どれが本当で嘘なのか?最後まで、解らない。
何回見ても新しい発見のある映画です。
所々挿入されるレトロなイラストや、1930年代の街や人の感じも見もの。
音楽は、♪The Entertainer(Scott Joplin)というとても有名な
そして楽しい曲です!
「明日に向かって撃て!」のジョージ・ロイ・ヒルが監督し、
ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォードが再共演した映画だということで
彼らのより深い信頼関係が画面からも感じ取れる気がします。
私のいち推しであるポール・ニューマン様がまた渋い。
「明日に…」の時より歳を取りさらに熟成された格好良さ!
激甘タレ目フェイス!!!!!
ロバートさんもその美男子ぶりを活かした好色ぶりです。
「明日に…」より先にこちらを見たせいかも知れませんが、
「スティング」の方が二人とも更に男前になっていると思います。
普段着?も良いけれど(あれだけランニングシャツをお洒落に着こなせるのは、
今までポール様の他には見たことがありません)
二人のタキシード正装、オールバックの髪型…それはそれはダンディーなのでありました。
というわけで今回はクールな二人のみのスケッチでございます。
本当は、もう一人、エリ―という脇役が良い味を出していて、
凄く可愛かったので描きたかったんですが…。
ど素人の私が言うのも何ですが、アカデミー賞を受賞したというのも納得です。
総合的に、これぞエンターテインメント、楽しめる作品だと思います。
もっと早く、この映画に出逢いたかった!
個人的には好きな映画のかなり上位に入る作品となりました。
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