裸婦像制作過程3
モデルさんを前にした裸婦画制作記録掲載も三回目になりました。
今年もクロッキー、F6、F15の油彩画です。
案の定課題が浮き彫りになりました。
F6油彩画(6時間)
![]() | 立ちポーズ 大好きな背中からお尻の描写です。 今回はグレーのカラージェッソ地塗。 少し横ななめの角度で 陰翳を意識しながら 全体に色を置いていきました。 |
![]() | グレーの下地から描いたので 肌の感じがまだ出でいないと思い 暖色系の色を中心に 塗り重ねました。 出来不出来は置いておいても 比較的慣れている角度からの描写 ということで 楽しく描くことが出来ました。 |
F15油彩画(9時間)
![]() | 今年のポーズは難しい!!! どうやって入れたら良いのか 構図であるとか 人体のバランスであるとか 技術の不足、心の迷いが ばればれの状態でございます。 お恥ずかしい写真ですが これが現実なのだ…。 ちなみに下地はオーカー系です。 |
![]() | とりあえず何とかせねば。 このグダグダの画面…。 というわけで、何度も離れて確認。 身体の曲線の美しさ、そして 量感を意識して大きく描くように 心がけました。 あああでも難しい〜〜〜。 |
![]() | 仕上げの日なので 顔の描写などもやりたいし 背景など全体もやりたいし もう時間が迫ってくるのが怖い。 焦燥感との闘いでした。 とにかく構図が気に入らないし 形も気に入らないし 顔も気に入らないし すべてが中途半端な作品に なってしまった… モデルさん、ごめんなさい。 |
正直に白状しますと、ここのところ遊び以外では、ちゃんと油絵の具を触っていなかった状態です。
さらにF15という大きさにも面喰らってしまいました、、、さして大きくもないのですが。ちゃんと描いてないから、です。
そういった意味では、自己を深く省みる、とても良い機会になったと思います。
この研修のちょっと前に東京ステーションギャラリーの鴨居玲展を鑑賞しに行き、内面をもえぐりだすような人物描写にいたく感動して
さらに笠間の鴨居玲展では完売で画集を買えなかったのですが、今回のものは購入できて、私も研修頑張ろう!!など思っていましたが、
実際久しぶりに人物画をやってみると、敢え無く打ちのめされ、撃沈しています。
頭ではわかっていましたが画の修業はそんなに甘いものではなかったと痛感しています、近年後ろ姿ばかり描いていましたし、経験不足です。
この反省を生かして、デッサンを大切にし、諦めず、人体表現を少しでもうまくやれたら良いなと思います。はああ〜〜〜。
![]() | もう目の前にモデルさんは いませんけれど やはり出来上がりに不満があったので なんとか後日、苦心して直しました。 特に、顔の描写は 鏡で自分を見たり とあるお嬢様に ご協力いただいたりしたので (ありがとうございました!!) もはや、虚像となりました。 ということで ひとまず、、、一段落です。 |
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